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  • 2009.12.24 Thursday
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生体CPU (コズミック・イラ)

  • 機動戦士ガンダムSEED?> 生体CPU (コズミック・イラ)
  • 機動戦士ガンダムSEED DESTINY?> 生体CPU (コズミック・イラ)
  • 機動戦士ガンダムSEED ASTRAY?> 生体CPU (コズミック・イラ)

生体CPU(せいたいシーピーユー)は『機動戦士ガンダムSEED』などのコズミック・イラ作品に登場する強化人間の一種。

ブーステッドマン

『機動戦士ガンダムSEED』に登場。

地球連合軍がコーディネイターとの戦争遂行にあたり、兵士として彼らを凌駕する能力を持つよう、投薬、特殊訓練、心理操作によりコーディネイター以上の身体能力を持たせたナチュラルであり、好戦的で常人をはるかに上回る自らの身体能力の数々、そして搭乗機の高機能性を制御可能である。

それを実行しうる高度な覚醒レベルと脳神経活動、集中力を、少なくとも作戦行動中は生み出し続けなければならない。このためブーステッドマンは、脳内麻薬物質の必要量も常人と比べ膨大となり、人工的に調剤された超脳内麻薬=覚醒剤「γ-グリフェプタンGamma Glipheptin)」を定期的に摂取しなければならない。このγ-グリフェプタンは、カテコールアミンと呼ばれるストレスホルモンに由来しており、ドーパミンやノルアドレナリンに似た神経伝達物質の一種である。依存性があるため、効果が切れると凄まじい禁断症状に苦しみ、最終的には廃人となるとされている。

また、γ-グリフェプタンには精神高揚の効果もあるため、摂取直後には興奮状態となり、さながら狂戦士のように死をも恐れず戦闘を行う事が出来る。しかし、死への恐怖だけでなく冷静な判断力も麻痺させるため、暴走する事がままあり、他にも作戦行動中に効果が切れて禁断症状に陥ると戦闘不能状態になるなど、兵士に使用するには致命的な欠陥も抱えている。

地球連合軍の上層部はブーステッドマンを「生体CPU」として、モビルスーツ(MS)の部品の1つと見なしており、過去の経歴は全て抹消されている。

ブーステッドマンのMSパイロットとしてオルガ・サブナック、シャニ・アンドラス、クロト・ブエルの3名が戦闘に参加しており、ナタル・バジルールが3人のデータを参照した際に、「オルガ・サブナック:強化インプラントStage2、クロト・ブエル:〃Stage3、シャニ・アンドラス:〃Stage4」と表現されている。また、命令に従わないと薬物投与を受けられずに禁断症状に苦しまなければならず、嫌々に命令に従う姿がある。

『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY B』では、ペルグランデに搭乗するパイロットは、搭乗する三人の脳とドラグーン・システムを直結させる事でドラグーン・システムの使用を可能にしている。

『機動戦士ガンダムSEED RGB』では、γ-グリフェプタンを基にした向精神薬「グリフェプタンD」が使用されている。

ただしブーステッドマンの名称は小説版においてのみ使用されており、劇中では「生体CPU」と呼ばれている。

彼らの苗字はソロモン72柱の悪魔から由来している。

  • 声優 - 涼平(現:小田井涼平)

【年齢:不明(推定19歳) 身長:173cm 体重:65kg 髪:明るい黄緑 瞳:青緑】

GAT-X131 カラミティのパイロット。階級は少尉。

強化の度合いはStage2。普段はジュブナイル小説など読書を嗜む物静かな青年だが、戦闘では敵味方の区別なく快楽的に破壊を行う。それでも、同僚に比べれば精神は安定しており、仲間を気遣う面もある。飛行戦闘能力の無いカラミティを運ぶのはクロトのレイダーだが、気の短いクロトはカラミティの運搬を拒否するため、クロトとは事あるごとにケンカをしていた。一番仲間思いなオルガだが、味方に一番攻撃をしていたのもオルガである。

オルガは戦闘中に「オラオラオラァァァ!!」や「落ちろぉぉぉ!!」をよく連発する。

クロト、シャニはキラやアスランをターゲットにしていたため2人よりも多くM1アストレイなど量産機を撃破している。

L4宙域での会戦にて、フリーダムの捕獲を命令されたクロトのレイダーとオルガは、あと一撃で撃破というところまで追いつめたが、SEED覚醒したアスランにより撃破はお預けとなった。

ナタルからの信頼も高いのかフレイの救命ポッドの回収を命令されている。

第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦では、キラのフリーダムとアスランのミーティアドッキングモードのジャスティスと交戦になる。キラとアスランの連携攻撃により、背後から機体の胴体をジャスティスのビームソードで両断され戦死した。

なお、オノゴロ島でフリーダムと交戦になった際、カラミティのスキュラとフリーダムの全弾発射の流れ弾がシンの家族を巻き込む事となった。

名字の「サブナック」はソロモン72柱の悪魔の「サブナック」に由来する。

  • 声優 - 結城比呂(現:優希比呂)

【年齢:不明(推定18歳) 身長:165cm 体重:52kg 髪:朱 瞳:青】

GAT-X370 レイダーのパイロット。強化の度合いは"強化インプラントStage3"。

趣味はゲームで待機中は携帯ゲーム機のシューティングゲームに没頭していた。頭に移植されたマイクロチップにより全ての恐怖と不安を克服しており、情け容赦無い戦闘が出来る。

口数が多く喧嘩っ早いので、オルガやシャニとの争いが絶えず、戦闘になるとオルガ、シャニ同様凶暴さを発揮し、物騒な単語を叫びながら破砕球「ミョルニル」を振り回す戦い方が目立った。戦闘中は「滅殺!」、「撃滅!」等の不穏な二字熟語をよく絶叫する。

第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦において、母艦であるドミニオンが撃沈され、帰還出来なくなってしまった状態で戦闘を続行した結果、γ-グリフェプタン欠乏による禁断症状のため錯乱状態となってしまう。

周囲を見境なく攻撃するレイダーの前に、プロヴィデンスとの交戦により行動不能に陥ったディアッカのバスターが現れ、猛攻を仕掛けるが、助けに入ったイザークのデュエルがバスターのライフルを手に取って迎撃。その一撃を受けて、クロトは錯乱した言葉を発しながらレイダーと共に四散した。 スペシャルエディションでは、プロヴィデンスに機体を損傷される前のバスターに撃たれ、戦死した。コミック版ではプロヴィデンスに敗北している。

彼の名字はソロモン72柱の悪魔ブエルに由来する。また、名前のClothoだが、モイライの一人にも「クロト(Clotho)」がいる。

  • 声優 - 宮本駿一(現:Shunn)

【年齢:不明(推定18歳) 身長:170cm 体重:57kg 髪:薄いエメラルドグリーン 瞳:右/紫・左/金(オッドアイであり、前髪で隠れた左眼は金色をしている)】

GAT-X252 フォビドゥンのパイロット。強化の度合いはStage4。

精神の破綻振りは3人の中でも際立っており、精神的にも幼く、最も嗜虐的な戦いを好む。 趣味は音楽鑑賞で特にデスメタルなどネガティブなものを好む。アイマスクをして音楽を聴きながら寝ていることも多い。

第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦において、イザークの搭乗するデュエルと戦闘になり、「フレスベルグ」で攻撃するが、被弾直前にパージしたアサルトシュラウドで直撃を免れていたデュエルに接近を許し、ビームサーベルでコクピットを貫かれて死亡。直後に機体も爆散している。

インド神話において、太陽神スーリヤに「シャニ」という息子がいる。この神はナヴァ・グラハの一人で、古代インドにおいて不吉とされた土星の神格化であり、「クルーヴァロカナ(不吉な目を持つ者)」の異称がある。また、「アンドラス」は他の二人と共にソロモン72柱の1柱でもありグリモアなどの魔術書に登場する悪魔「アンドラス」で、憎悪や敵意を煽動したり、殺戮を煽る非常に破壊的、凶暴な性格の持ち主とされている。

エクステンデッド

『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場。

エクステンデッドは精神操作等を中心として強化されたナチュラルであり、好戦的でありながら高い判断力と作戦遂行能力を有している。ブーステッドマンに比べその精神は安定しており、潜入工作などデリケートな任務遂行が可能である。

一回の戦闘を行った後は、ある種のリラクセーションルームに入る事により精神を安定させる調整を受ける必要があり、同時に命令を行う側にとって余計な記憶も消去されてしまう。しかし、この作業も完全なものとはいえず、印象強い記憶を消去し続けたり長い間消去しなかった記憶を消去すると記憶に空白が生まれ、それが原因で情緒不安定に陥る事や、印象強い記憶は、何らかのきっかけで思い出す場合がある。また、時折暴走を起こすため、それを制御する「ブロックワード」と呼ばれる特殊な暗示が施されており、たとえ偶然発せられたものでもそれを耳にしてしまうと、激しい恐慌状態に陥ってしまう。ブロックワードはそれぞれが異なる言葉であり、ファントムペインに所属するステラ・ルーシェのブロックワードは「死」、 アウル・ニーダのブロックワードは「母」となっている。小説版『SEED DESTINY』では、エクステンデッドは普段は一種の暗示によって恐怖心を抑え込まれており、ブロックワードはその暗示を解除して抑制している恐怖心を呼び起こすものになっている。しかしステラは途中から、シン・アスカの影響で、「死」から「守る」というふうに連想するようになったため、これも完全では無いようである。

ザフト軍にはブースデットマンよりエクステンデッドの方が知られており、シン・アスカらがロドニア研究所に調査に入った時には既に壊滅しており、内部にはエクステンデッドと思われる子供の数多くの遺体[1]など凄惨な風景が広がっており、研究所のデータにはクロトのデータも存在していた。また、その後の戦闘において捕虜となったステラの体内からは通常人間が体内に持たない物質が採取されている。

デストロイの搭乗者も全てエクステンデッドであり、その際にエクステンデッドを生体CPUと表現され、やはり部品扱いされていた。

『帰ってきちゃったSEED120%』では、「帰ってきちゃったデスティニーなぜなに質問箱」において、ロドニア以外にも同様のラボがあり、ファントムペイン以外の特殊部隊にも強化人間がいるとしている。

『スーパーロボット大戦K』ではゲーム中での初登場時、スティングとステラがデストロイに搭乗して出現する。なお、アウルはゲーム中では未登場扱いとなっている。

ブーステッドマンやエクステンデットなどブルーコスモスが育成したパイロット達は完全にMSの消耗[要出典]パーツ扱いされ、人間として扱われないに等しいがネオ・ロアノークやスウェン・カル・バヤンを指導していた教官など感情移入をしている人物も確認されている。

  • 声優:森田成一

【年齢:不明(推定16歳) 血液型:O型 身長:167cm 体重:57kg 髪:水色 瞳:濃い水色】

スティング、ステラと共にアーモリーワンに潜入し、アビスを奪取する。以降、搭乗機として戦闘では水中からの攻撃でミネルバを窮地に陥れている。エクステンデッドとして尋常ならざる戦闘能力を持つ。ロドニアの研究所がザフトに見つかったと聞いた時、幼少期に研究所で「かあさん」と呼んで懐いていた女性研究員の1人を思い出し「かあさんが死んじゃうじゃないか」と絶叫した。気分屋で思ったことははっきり口に出すやんちゃな性格でもあるが、負けず嫌いでもあり、戦闘においては容赦のない冷酷な一面も見せることがある。改造軍服を着用している。ステラについての記憶を消された際には、MSデッキにアビスとカオスしか無いことに違和感を覚えていた。

クレタ沖の戦闘において、シンの搭乗するブラストインパルスと交戦する。アークエンジェルの二度目の戦闘介入により怒りでSEEDを発現させたシンのブラストインパルスのデファイアントビームジャベリンによりコクピットを貫かれ水中で爆散し戦死した。

『SEED DESTINY』の小説版では、死ぬ寸前にステラのことを思い出している。

  • 声優:諏訪部順一

【年齢:不明(推定17歳) 血液型:A型 身長:172cm 体重:59kg 髪:黄緑 瞳:黄色】

地球連合軍が開発した強化人間で、ファントムペインに所属。ナチュラルであるが、コーディネイターと変わらない身体能力、MSの操縦技術を持っている。

仲間のアウル、ステラと共にザフト軍の軍事工廠「アーモリー・ワン」を襲撃し、セカンドステージシリーズのMS、カオス、アビス、ガイアの3機を奪取する。以降、スティングはカオスのパイロットとなる。その後、身分を隠して、ディオキアの崖付近の洞窟にいたステラを救助しに来た際、彼女と共にいたシンとも出会っている。

スティングは3人のエクステンデッド中では、比較的冷静な判断能力を有しており、アウルとステラにとっては兄のような存在で、リーダー的役割を果たしている。しかし、アウルの死後、「最適化」によって記憶に空白が生まれ情緒不安定となっていった。ブロックワードは不明[2]

小惑星帯での戦闘で、ショーンの搭乗するゲイツRを撃破している。しかし、ユニウスセブンでの戦闘でイザークとアスランの連携によって、ビームライフル、シールド、機動兵装ポッドを破壊された。 その後も主にアスランと戦闘をしてきたが、クレタ沖でキラのフリーダムによって、機体を大破される。スティングも負傷した。 ステラがミネルバにいる間、スティングは一人で最適化を受けていた。 ベルリンに移動の最中、ステラが艦に戻って来たが、スティングは気にする様子も無く、「死にぞこない」などと呼ぶようになった。 ベルリンでの戦闘において、スティングのカオスはアークエンジェル所属のムラサメ3機の猛攻に遭い、機体が爆散した。『SEED』、『SEED DESTINY』において専用機に乗っていながら量産機に撃破された唯一のパイロット。しかしこれは、ムラサメが大気圏内飛行戦闘を得意とする機体に対し、カオスは宇宙変形戦闘を得意とする機体のため、撃墜されたのもそのためだと思われる[3]

その後、ヘブンズベース攻防戦において、スティングはデストロイに搭乗して戦闘に参加する。生体CPUとしての調整のため、記憶の空白と薬物による強化調整でいつもの冷静さは無く、破壊を愉しむ狂的な性格に変貌していた。これにデストロイの破壊力も加わってザフトを圧倒するが、覚醒したシンのデスティニーによるアロンダイトの攻撃でコックピットを貫かれ、戦死した。

『SEED DESTINY』の小説版では、死ぬ間際にアウル、ステラと思われる存在が現れ、スティングが2人のもとへ向かっている。

  • 声優:桑島法子

【年齢:不明(推定16歳) 血液型:A型 身長:163cm 体重:43kg 髪:黄金 瞳:赤紫 趣味:(独自の感性のままの)ダンス 好きなもの:海】

地球連合軍第81独立機動群ファントムペインに所属するMSパイロット。薬物投与や改造手術により人為的に身体能力を強化されたエクステンデッドであり、コーディネイターに劣らない戦闘能力を兼ね備えている。軍服は他の強化人間同様、肩を露出した改造軍服を着用。 「死」に関連する言葉、「死」に繋がる状況を極度に恐れ、この言葉を聞くとたとえ戦闘中でもパニックに陥ってしまう。

なぜか年不相応の幼い口調で話し、普段はおっとりとしたおとなしめな性格をしている。思考力や精神年齢も幼いため、地球連合軍が敵対しているものを全て「悪いやつ」「こわいもの」と刷り込まれるがままに敵機を撃破していた。 軍内ではラボから共に過ごしてきたスティングとアウル、ファントムペインでの上官ネオの3人にしか心を開いておらず、他の人物とはほとんど会話しない。特にネオには上官と部下の関係以上に信頼をよせている。

戦闘になると普段とは打って変わり攻撃的な言動に変わる。シンのインパルスを撃破しようと撤退命令を拒否したり、キラのフリーダムから攻撃を受けた際は、自意識過剰な台詞を言い逆上したりと、攻撃的な言動が目立ち、戦闘中は恐怖を忘れている[4]

シンとは互いに特別な好意をよせる曖昧な関係で、強く惹かれ合ってはいるが恋のような描写はされない。 その一方で、彼はネオと同じくステラにとってブロックワードを克服させる存在であり、ステラは彼らから多大な安心感を得ているが、シンから得られる安心感は、ネオから得られる安心感とは異なると言及され、恋であるかのような示唆がされている[5]

公開が予定されている劇場版「機動戦士ガンダムSEED」(仮称)では、担当声優によってステラの出演が明らかにされている。


アーモリーワンを、スティング、アウルと共に襲撃し、セカンドステージシリーズのMS、ガイアを奪取する。それを阻止するため出撃したシンのソード・インパルスと戦闘を行う。以降、搭乗機とした。襲撃前にアーモリーワンの街中でシンと遭遇しているが、互いにその事は記憶に残っていない。

アーモリーワン襲撃後、ジブリールの命令によりファントムペインはミネルバを追い続ける。それによりユニウス・セブンではルナマリアのガナーザクウォーリアを相手に優位に戦いを進め、インド洋の前線基地前ではシンのインパルスと近接格闘を繰り広げる。

ディオキア近辺の岸壁の上で踊っているうちに海に転落し、溺れそうになったところを偶然そこに居合わせたシンに救助される。シンが何故崖から落ちたのか理由を聞く際に、ブロックワードである「死」を口走ってしまい、パニック状態に陥ってしまう。しかし、シンに抱き寄せられ「君を守る」と約束されたことによって、精神の安定を取り戻す事が出来た。これ以後、「守る」は彼女にとって「死」と対を成す言葉となり、両者共にその約束を固く信じるようになる。その後、二人は救助が来るまでの間、付近にあった洞穴の中で火を焚き、束の間の時間を共有する事になる。この時に、彼女は足に怪我を負ってしまったため、シンが彼女の足にハンカチを巻きつけ、処置を施した。ステラはシンに拾った貝殻を渡したため、二人にはこのときの思い出の品が出来た。救助された二人は別れ際に再会の約束をする。しかし、シンとの思い出はファントムペインの処置により消されてしまう。

地球連合軍とオーブ軍による連合艦隊が黒海へと接近し、ミネルバをダーダネルス海峡にて撃沈寸前まで追い込むが、アークエンジェルの突然の乱入によって形勢は逆転される。逆上したステラはガイアのグリフォンブレイドを展開させフリーダムに襲い掛かり、同じくフリーダムに接近していたハイネのグフイグナイテッドを真っ二つにした。しかしフリーダムには一蹴されてしまう。

ロドニアの研究所がザフトに見つかったと聞いて「かあさんが死んじゃうじゃないか」と叫び錯乱してしまったアウルを目の前にして、シン自身の記憶は思い出せないものの「死⇔守る」の構造を思い出したステラは、命令なしに生まれて初めて自分の意思でロドニアへ単独出撃した。しかしステラは、シンのインパルスとアスランのセイバーに撃墜され、ガイアのパイロットがステラであると気付いたシンによってミネルバの医務室へと運び込まれる。生きたエクステンデッドのサンプルとしてプラントへ連れて行かれることが決まり、医務室のベッドに拘束されてしまうが、シンと触れることによって消されたディオキアでのシンとの記憶を取り戻した。

シンが頻繁に医務室に通うようになるが、ステラは定期的に薬剤投与などが必要な特殊体質になってしまっているため処置の施しようがなく瀕死状態に陥る。これ以上の延命措置はデータを採る際にかえって良くないと、ミネルバの医師が艦長のタリアに話しているところをシンが耳にしてしまう。シンは「ステラを守る」というディオキアでの約束を胸に、彼女を連れ出し彼女の生命を維持できる環境である地球軍へと返す決心をする。シンはレイの助けを借りインパルスで無許可発進し、回収されたガイアから得たデータによりネオをエーゲ海の遺跡の残る無人島へ呼び出した。そこでシンは身柄引き渡しに現れたネオに、彼女を「戦争とは絶対に遠い優しい世界」へ返すことを約束させる。別れの際にディオキアでステラが彼に渡した貝殻が、シンの自分を忘れないでほしいという想いにより、再びステラの手元に戻ってくることになる。ステラはファントムペインで治療を施され、一命をとり止めた。しかし回復後、再度シンに関する記憶を消されてしまう。

ファントムペインに復帰した彼女はロシア平原からデストロイに搭乗させられ、ベルリンまで無差別破壊活動を行いながら移動する。それを阻止しようと現れたキラの搭乗するフリーダムを撃墜できないことにいらだち、大きく平静を失っていく。遅れて同じ目的で現れたシンと敵として対峙する事になるが、その悲劇を見ていられなくなったネオがシンの搭乗機であるインパルスに空中で接触し、デストロイのパイロットがステラであることを告げる。しかしキラによりネオが撃墜され、ステラは恐怖に支配されてしまう。シンがフリーダムをデストロイから遠ざけ、ステラに必死に呼びかけ「守る」と叫んだことにより、シンと過ごした記憶を取り戻し、死の恐怖から開放され安堵したステラは戦闘を中断し、身体を置いて魂でシンと邂逅する(ただしコックピット内の爆発で我に返っていることから、単なるステラのイメージである可能性がある)。しかしステラにとって死の恐怖の象徴であり、ネオを撃墜したキラのフリーダムが視界に入り、再び恐怖がよみがえってしまう。シンの説得も届かず、デストロイのスーパースキュラがシンに向けられてしまい、そのまま放たれようとした時、キラにより撃墜された。ステラは機体の爆発に巻き込まれ重症を負い、シンとの最期の会話で自分の想いを告げ、彼の腕の中で力尽きる。

彼女の遺体は、これ以上誰かに彼女を弄ばれたくないという思いからシンによって、雪の降る山中の湖底へと沈められた。ステラの首にはシンとの間で行き来した貝殻がネックレスとしてつけられていた。約束を果たせなかったことはシンに大きな暗い影を落とし、彼女の死によりシンとキラの対立が決定的となる。

最終決戦のメサイア攻防戦では、過去に囚われたまま戦いアスランに敗れたシンの精神世界に現れ、彼に明日(未来)へと目を向けることを促している。

『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 ? ASTRAY』に登場する生体CPU。元はオーブ軍に所属する下級氏族出身のパイロットで普通のナチュラルであったが、アグニス・ブラーエに敗れて顔などにひどい火傷を負った後、ファントムペインによって生体CPUに生体改造された。

詳細については「機動戦士ガンダムSEED ASTRAYの登場人物#ファンフェルト・リア・リンゼイ」を参照

脚注

  1. ^ 後にペーパーメディアで描かれた外伝ストーリー『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY』で、これは施設の子供達が「反乱」を起こし、施設スタッフと戦闘になった結果だということが判明した。スタッフ側の死体もあったのはこのためである。
  2. ^ 「弱い」という説もある。
  3. ^ 「僕たちの好きなガンダムSEED 全キャラクター徹底分析」参照
  4. ^ 小説版に恐怖を忘れて戦うステラの様子が描写されている。
  5. ^ 小説「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」第2巻

関連項目

  • ガンダムシリーズ関連用語一覧
  • 強化人間
「http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%9F%E4%BD%93CPU_(%E3%82%B3%E3%82%BA%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%A9)」より作成
  • 機動戦士ガンダムSEED?> 生体CPU (コズミック・イラ)
  • 機動戦士ガンダムSEED DESTINY?> 生体CPU (コズミック・イラ)
  • 機動戦士ガンダムSEED ASTRAY?> 生体CPU (コズミック・イラ)

生体CPU(せいたいシーピーユー)は『機動戦士ガンダムSEED』などのコズミック・イラ作品に登場する強化人間の一種。

ブーステッドマン

『機動戦士ガンダムSEED』に登場。

地球連合軍がコーディネイターとの戦争遂行にあたり、兵士として彼らを凌駕する能力を持つよう、投薬、特殊訓練、心理操作によりコーディネイター以上の身体能力を持たせたナチュラルであり、好戦的で常人をはるかに上回る自らの身体能力の数々、そして搭乗機の高機能性を制御可能である。

それを実行しうる高度な覚醒レベルと脳神経活動、集中力を、少なくとも作戦行動中は生み出し続けなければならない。このためブーステッドマンは、脳内麻薬物質の必要量も常人と比べ膨大となり、人工的に調剤された超脳内麻薬=覚醒剤「γ-グリフェプタンGamma Glipheptin)」を定期的に摂取しなければならない。このγ-グリフェプタンは、カテコールアミンと呼ばれるストレスホルモンに由来しており、ドーパミンやノルアドレナリンに似た神経伝達物質の一種である。依存性があるため、効果が切れると凄まじい禁断症状に苦しみ、最終的には廃人となるとされている。

また、γ-グリフェプタンには精神高揚の効果もあるため、摂取直後には興奮状態となり、さながら狂戦士のように死をも恐れず戦闘を行う事が出来る。しかし、死への恐怖だけでなく冷静な判断力も麻痺させるため、暴走する事がままあり、他にも作戦行動中に効果が切れて禁断症状に陥ると戦闘不能状態になるなど、兵士に使用するには致命的な欠陥も抱えている。

地球連合軍の上層部はブーステッドマンを「生体CPU」として、モビルスーツ(MS)の部品の1つと見なしており、過去の経歴は全て抹消されている。

ブーステッドマンのMSパイロットとしてオルガ・サブナック、シャニ・アンドラス、クロト・ブエルの3名が戦闘に参加しており、ナタル・バジルールが3人のデータを参照した際に、「オルガ・サブナック:強化インプラントStage2、クロト・ブエル:〃Stage3、シャニ・アンドラス:〃Stage4」と表現されている。また、命令に従わないと薬物投与を受けられずに禁断症状に苦しまなければならず、嫌々に命令に従う姿がある。

『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY B』では、ペルグランデに搭乗するパイロットは、搭乗する三人の脳とドラグーン・システムを直結させる事でドラグーン・システムの使用を可能にしている。

『機動戦士ガンダムSEED RGB』では、γ-グリフェプタンを基にした向精神薬「グリフェプタンD」が使用されている。

ただしブーステッドマンの名称は小説版においてのみ使用されており、劇中では「生体CPU」と呼ばれている。

彼らの苗字はソロモン72柱の悪魔から由来している。

  • 声優 - 涼平(現:小田井涼平)

【年齢:不明(推定19歳) 身長:173cm 体重:65kg 髪:明るい黄緑 瞳:青緑】

GAT-X131 カラミティのパイロット。階級は少尉。

強化の度合いはStage2。普段はジュブナイル小説など読書を嗜む物静かな青年だが、戦闘では敵味方の区別なく快楽的に破壊を行う。それでも、同僚に比べれば精神は安定しており、仲間を気遣う面もある。飛行戦闘能力の無いカラミティを運ぶのはクロトのレイダーだが、気の短いクロトはカラミティの運搬を拒否するため、クロトとは事あるごとにケンカをしていた。一番仲間思いなオルガだが、味方に一番攻撃をしていたのもオルガである。

オルガは戦闘中に「オラオラオラァァァ!!」や「落ちろぉぉぉ!!」をよく連発する。

クロト、シャニはキラやアスランをターゲットにしていたため2人よりも多くM1アストレイなど量産機を撃破している。

L4宙域での会戦にて、フリーダムの捕獲を命令されたクロトのレイダーとオルガは、あと一撃で撃破というところまで追いつめたが、SEED覚醒したアスランにより撃破はお預けとなった。

ナタルからの信頼も高いのかフレイの救命ポッドの回収を命令されている。

第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦では、キラのフリーダムとアスランのミーティアドッキングモードのジャスティスと交戦になる。キラとアスランの連携攻撃により、背後から機体の胴体をジャスティスのビームソードで両断され戦死した。

なお、オノゴロ島でフリーダムと交戦になった際、カラミティのスキュラとフリーダムの全弾発射の流れ弾がシンの家族を巻き込む事となった。

名字の「サブナック」はソロモン72柱の悪魔の「サブナック」に由来する。

  • 声優 - 結城比呂(現:優希比呂)

【年齢:不明(推定18歳) 身長:165cm 体重:52kg 髪:朱 瞳:青】

GAT-X370 レイダーのパイロット。強化の度合いは"強化インプラントStage3"。

趣味はゲームで待機中は携帯ゲーム機のシューティングゲームに没頭していた。頭に移植されたマイクロチップにより全ての恐怖と不安を克服しており、情け容赦無い戦闘が出来る。

口数が多く喧嘩っ早いので、オルガやシャニとの争いが絶えず、戦闘になるとオルガ、シャニ同様凶暴さを発揮し、物騒な単語を叫びながら破砕球「ミョルニル」を振り回す戦い方が目立った。戦闘中は「滅殺!」、「撃滅!」等の不穏な二字熟語をよく絶叫する。

第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦において、母艦であるドミニオンが撃沈され、帰還出来なくなってしまった状態で戦闘を続行した結果、γ-グリフェプタン欠乏による禁断症状のため錯乱状態となってしまう。

周囲を見境なく攻撃するレイダーの前に、プロヴィデンスとの交戦により行動不能に陥ったディアッカのバスターが現れ、猛攻を仕掛けるが、助けに入ったイザークのデュエルがバスターのライフルを手に取って迎撃。その一撃を受けて、クロトは錯乱した言葉を発しながらレイダーと共に四散した。 スペシャルエディションでは、プロヴィデンスに機体を損傷される前のバスターに撃たれ、戦死した。コミック版ではプロヴィデンスに敗北している。

彼の名字はソロモン72柱の悪魔ブエルに由来する。また、名前のClothoだが、モイライの一人にも「クロト(Clotho)」がいる。

  • 声優 - 宮本駿一(現:Shunn)

【年齢:不明(推定18歳) 身長:170cm 体重:57kg 髪:薄いエメラルドグリーン 瞳:右/紫・左/金(オッドアイであり、前髪で隠れた左眼は金色をしている)】

GAT-X252 フォビドゥンのパイロット。強化の度合いはStage4。

精神の破綻振りは3人の中でも際立っており、精神的にも幼く、最も嗜虐的な戦いを好む。 趣味は音楽鑑賞で特にデスメタルなどネガティブなものを好む。アイマスクをして音楽を聴きながら寝ていることも多い。

第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦において、イザークの搭乗するデュエルと戦闘になり、「フレスベルグ」で攻撃するが、被弾直前にパージしたアサルトシュラウドで直撃を免れていたデュエルに接近を許し、ビームサーベルでコクピットを貫かれて死亡。直後に機体も爆散している。

インド神話において、太陽神スーリヤに「シャニ」という息子がいる。この神はナヴァ・グラハの一人で、古代インドにおいて不吉とされた土星の神格化であり、「クルーヴァロカナ(不吉な目を持つ者)」の異称がある。また、「アンドラス」は他の二人と共にソロモン72柱の1柱でもありグリモアなどの魔術書に登場する悪魔「アンドラス」で、憎悪や敵意を煽動したり、殺戮を煽る非常に破壊的、凶暴な性格の持ち主とされている。

エクステンデッド

『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場。

エクステンデッドは精神操作等を中心として強化されたナチュラルであり、好戦的でありながら高い判断力と作戦遂行能力を有している。ブーステッドマンに比べその精神は安定しており、潜入工作などデリケートな任務遂行が可能である。

一回の戦闘を行った後は、ある種のリラクセーションルームに入る事により精神を安定させる調整を受ける必要があり、同時に命令を行う側にとって余計な記憶も消去されてしまう。しかし、この作業も完全なものとはいえず、印象強い記憶を消去し続けたり長い間消去しなかった記憶を消去すると記憶に空白が生まれ、それが原因で情緒不安定に陥る事や、印象強い記憶は、何らかのきっかけで思い出す場合がある。また、時折暴走を起こすため、それを制御する「ブロックワード」と呼ばれる特殊な暗示が施されており、たとえ偶然発せられたものでもそれを耳にしてしまうと、激しい恐慌状態に陥ってしまう。ブロックワードはそれぞれが異なる言葉であり、ファントムペインに所属するステラ・ルーシェのブロックワードは「死」、 アウル・ニーダのブロックワードは「母」となっている。小説版『SEED DESTINY』では、エクステンデッドは普段は一種の暗示によって恐怖心を抑え込まれており、ブロックワードはその暗示を解除して抑制している恐怖心を呼び起こすものになっている。しかしステラは途中から、シン・アスカの影響で、「死」から「守る」というふうに連想するようになったため、これも完全では無いようである。

ザフト軍にはブースデットマンよりエクステンデッドの方が知られており、シン・アスカらがロドニア研究所に調査に入った時には既に壊滅しており、内部にはエクステンデッドと思われる子供の数多くの遺体[1]など凄惨な風景が広がっており、研究所のデータにはクロトのデータも存在していた。また、その後の戦闘において捕虜となったステラの体内からは通常人間が体内に持たない物質が採取されている。

デストロイの搭乗者も全てエクステンデッドであり、その際にエクステンデッドを生体CPUと表現され、やはり部品扱いされていた。

『帰ってきちゃったSEED120%』では、「帰ってきちゃったデスティニーなぜなに質問箱」において、ロドニア以外にも同様のラボがあり、ファントムペイン以外の特殊部隊にも強化人間がいるとしている。

『スーパーロボット大戦K』ではゲーム中での初登場時、スティングとステラがデストロイに搭乗して出現する。なお、アウルはゲーム中では未登場扱いとなっている。

ブーステッドマンやエクステンデットなどブルーコスモスが育成したパイロット達は完全にMSの消耗[要出典]パーツ扱いされ、人間として扱われないに等しいがネオ・ロアノークやスウェン・カル・バヤンを指導していた教官など感情移入をしている人物も確認されている。

  • 声優:森田成一

【年齢:不明(推定16歳) 血液型:O型 身長:167cm 体重:57kg 髪:水色 瞳:濃い水色】

スティング、ステラと共にアーモリーワンに潜入し、アビスを奪取する。以降、搭乗機として戦闘では水中からの攻撃でミネルバを窮地に陥れている。エクステンデッドとして尋常ならざる戦闘能力を持つ。ロドニアの研究所がザフトに見つかったと聞いた時、幼少期に研究所で「かあさん」と呼んで懐いていた女性研究員の1人を思い出し「かあさんが死んじゃうじゃないか」と絶叫した。気分屋で思ったことははっきり口に出すやんちゃな性格でもあるが、負けず嫌いでもあり、戦闘においては容赦のない冷酷な一面も見せることがある。改造軍服を着用している。ステラについての記憶を消された際には、MSデッキにアビスとカオスしか無いことに違和感を覚えていた。

クレタ沖の戦闘において、シンの搭乗するブラストインパルスと交戦する。アークエンジェルの二度目の戦闘介入により怒りでSEEDを発現させたシンのブラストインパルスのデファイアントビームジャベリンによりコクピットを貫かれ水中で爆散し戦死した。

『SEED DESTINY』の小説版では、死ぬ寸前にステラのことを思い出している。

  • 声優:諏訪部順一

【年齢:不明(推定17歳) 血液型:A型 身長:172cm 体重:59kg 髪:黄緑 瞳:黄色】

地球連合軍が開発した強化人間で、ファントムペインに所属。ナチュラルであるが、コーディネイターと変わらない身体能力、MSの操縦技術を持っている。

仲間のアウル、ステラと共にザフト軍の軍事工廠「アーモリー・ワン」を襲撃し、セカンドステージシリーズのMS、カオス、アビス、ガイアの3機を奪取する。以降、スティングはカオスのパイロットとなる。その後、身分を隠して、ディオキアの崖付近の洞窟にいたステラを救助しに来た際、彼女と共にいたシンとも出会っている。

スティングは3人のエクステンデッド中では、比較的冷静な判断能力を有しており、アウルとステラにとっては兄のような存在で、リーダー的役割を果たしている。しかし、アウルの死後、「最適化」によって記憶に空白が生まれ情緒不安定となっていった。ブロックワードは不明[2]

小惑星帯での戦闘で、ショーンの搭乗するゲイツRを撃破している。しかし、ユニウスセブンでの戦闘でイザークとアスランの連携によって、ビームライフル、シールド、機動兵装ポッドを破壊された。 その後も主にアスランと戦闘をしてきたが、クレタ沖でキラのフリーダムによって、機体を大破される。スティングも負傷した。 ステラがミネルバにいる間、スティングは一人で最適化を受けていた。 ベルリンに移動の最中、ステラが艦に戻って来たが、スティングは気にする様子も無く、「死にぞこない」などと呼ぶようになった。 ベルリンでの戦闘において、スティングのカオスはアークエンジェル所属のムラサメ3機の猛攻に遭い、機体が爆散した。『SEED』、『SEED DESTINY』において専用機に乗っていながら量産機に撃破された唯一のパイロット。しかしこれは、ムラサメが大気圏内飛行戦闘を得意とする機体に対し、カオスは宇宙変形戦闘を得意とする機体のため、撃墜されたのもそのためだと思われる[3]

その後、ヘブンズベース攻防戦において、スティングはデストロイに搭乗して戦闘に参加する。生体CPUとしての調整のため、記憶の空白と薬物による強化調整でいつもの冷静さは無く、破壊を愉しむ狂的な性格に変貌していた。これにデストロイの破壊力も加わってザフトを圧倒するが、覚醒したシンのデスティニーによるアロンダイトの攻撃でコックピットを貫かれ、戦死した。

『SEED DESTINY』の小説版では、死ぬ間際にアウル、ステラと思われる存在が現れ、スティングが2人のもとへ向かっている。

  • 声優:桑島法子

【年齢:不明(推定16歳) 血液型:A型 身長:163cm 体重:43kg 髪:黄金 瞳:赤紫 趣味:(独自の感性のままの)ダンス 好きなもの:海】

地球連合軍第81独立機動群ファントムペインに所属するMSパイロット。薬物投与や改造手術により人為的に身体能力を強化されたエクステンデッドであり、コーディネイターに劣らない戦闘能力を兼ね備えている。軍服は他の強化人間同様、肩を露出した改造軍服を着用。 「死」に関連する言葉、「死」に繋がる状況を極度に恐れ、この言葉を聞くとたとえ戦闘中でもパニックに陥ってしまう。

なぜか年不相応の幼い口調で話し、普段はおっとりとしたおとなしめな性格をしている。思考力や精神年齢も幼いため、地球連合軍が敵対しているものを全て「悪いやつ」「こわいもの」と刷り込まれるがままに敵機を撃破していた。 軍内ではラボから共に過ごしてきたスティングとアウル、ファントムペインでの上官ネオの3人にしか心を開いておらず、他の人物とはほとんど会話しない。特にネオには上官と部下の関係以上に信頼をよせている。

戦闘になると普段とは打って変わり攻撃的な言動に変わる。シンのインパルスを撃破しようと撤退命令を拒否したり、キラのフリーダムから攻撃を受けた際は、自意識過剰な台詞を言い逆上したりと、攻撃的な言動が目立ち、戦闘中は恐怖を忘れている[4]

シンとは互いに特別な好意をよせる曖昧な関係で、強く惹かれ合ってはいるが恋のような描写はされない。 その一方で、彼はネオと同じくステラにとってブロックワードを克服させる存在であり、ステラは彼らから多大な安心感を得ているが、シンから得られる安心感は、ネオから得られる安心感とは異なると言及され、恋であるかのような示唆がされている[5]

公開が予定されている劇場版「機動戦士ガンダムSEED」(仮称)では、担当声優によってステラの出演が明らかにされている。


アーモリーワンを、スティング、アウルと共に襲撃し、セカンドステージシリーズのMS、ガイアを奪取する。それを阻止するため出撃したシンのソード・インパルスと戦闘を行う。以降、搭乗機とした。襲撃前にアーモリーワンの街中でシンと遭遇しているが、互いにその事は記憶に残っていない。

アーモリーワン襲撃後、ジブリールの命令によりファントムペインはミネルバを追い続ける。それによりユニウス・セブンではルナマリアのガナーザクウォーリアを相手に優位に戦いを進め、インド洋の前線基地前ではシンのインパルスと近接格闘を繰り広げる。

ディオキア近辺の岸壁の上で踊っているうちに海に転落し、溺れそうになったところを偶然そこに居合わせたシンに救助される。シンが何故崖から落ちたのか理由を聞く際に、ブロックワードである「死」を口走ってしまい、パニック状態に陥ってしまう。しかし、シンに抱き寄せられ「君を守る」と約束されたことによって、精神の安定を取り戻す事が出来た。これ以後、「守る」は彼女にとって「死」と対を成す言葉となり、両者共にその約束を固く信じるようになる。その後、二人は救助が来るまでの間、付近にあった洞穴の中で火を焚き、束の間の時間を共有する事になる。この時に、彼女は足に怪我を負ってしまったため、シンが彼女の足にハンカチを巻きつけ、処置を施した。ステラはシンに拾った貝殻を渡したため、二人にはこのときの思い出の品が出来た。救助された二人は別れ際に再会の約束をする。しかし、シンとの思い出はファントムペインの処置により消されてしまう。

地球連合軍とオーブ軍による連合艦隊が黒海へと接近し、ミネルバをダーダネルス海峡にて撃沈寸前まで追い込むが、アークエンジェルの突然の乱入によって形勢は逆転される。逆上したステラはガイアのグリフォンブレイドを展開させフリーダムに襲い掛かり、同じくフリーダムに接近していたハイネのグフイグナイテッドを真っ二つにした。しかしフリーダムには一蹴されてしまう。

ロドニアの研究所がザフトに見つかったと聞いて「かあさんが死んじゃうじゃないか」と叫び錯乱してしまったアウルを目の前にして、シン自身の記憶は思い出せないものの「死⇔守る」の構造を思い出したステラは、命令なしに生まれて初めて自分の意思でロドニアへ単独出撃した。しかしステラは、シンのインパルスとアスランのセイバーに撃墜され、ガイアのパイロットがステラであると気付いたシンによってミネルバの医務室へと運び込まれる。生きたエクステンデッドのサンプルとしてプラントへ連れて行かれることが決まり、医務室のベッドに拘束されてしまうが、シンと触れることによって消されたディオキアでのシンとの記憶を取り戻した。

シンが頻繁に医務室に通うようになるが、ステラは定期的に薬剤投与などが必要な特殊体質になってしまっているため処置の施しようがなく瀕死状態に陥る。これ以上の延命措置はデータを採る際にかえって良くないと、ミネルバの医師が艦長のタリアに話しているところをシンが耳にしてしまう。シンは「ステラを守る」というディオキアでの約束を胸に、彼女を連れ出し彼女の生命を維持できる環境である地球軍へと返す決心をする。シンはレイの助けを借りインパルスで無許可発進し、回収されたガイアから得たデータによりネオをエーゲ海の遺跡の残る無人島へ呼び出した。そこでシンは身柄引き渡しに現れたネオに、彼女を「戦争とは絶対に遠い優しい世界」へ返すことを約束させる。別れの際にディオキアでステラが彼に渡した貝殻が、シンの自分を忘れないでほしいという想いにより、再びステラの手元に戻ってくることになる。ステラはファントムペインで治療を施され、一命をとり止めた。しかし回復後、再度シンに関する記憶を消されてしまう。

ファントムペインに復帰した彼女はロシア平原からデストロイに搭乗させられ、ベルリンまで無差別破壊活動を行いながら移動する。それを阻止しようと現れたキラの搭乗するフリーダムを撃墜できないことにいらだち、大きく平静を失っていく。遅れて同じ目的で現れたシンと敵として対峙する事になるが、その悲劇を見ていられなくなったネオがシンの搭乗機であるインパルスに空中で接触し、デストロイのパイロットがステラであることを告げる。しかしキラによりネオが撃墜され、ステラは恐怖に支配されてしまう。シンがフリーダムをデストロイから遠ざけ、ステラに必死に呼びかけ「守る」と叫んだことにより、シンと過ごした記憶を取り戻し、死の恐怖から開放され安堵したステラは戦闘を中断し、身体を置いて魂でシンと邂逅する(ただしコックピット内の爆発で我に返っていることから、単なるステラのイメージである可能性がある)。しかしステラにとって死の恐怖の象徴であり、ネオを撃墜したキラのフリーダムが視界に入り、再び恐怖がよみがえってしまう。シンの説得も届かず、デストロイのスーパースキュラがシンに向けられてしまい、そのまま放たれようとした時、キラにより撃墜された。ステラは機体の爆発に巻き込まれ重症を負い、シンとの最期の会話で自分の想いを告げ、彼の腕の中で力尽きる。

彼女の遺体は、これ以上誰かに彼女を弄ばれたくないという思いからシンによって、雪の降る山中の湖底へと沈められた。ステラの首にはシンとの間で行き来した貝殻がネックレスとしてつけられていた。約束を果たせなかったことはシンに大きな暗い影を落とし、彼女の死によりシンとキラの対立が決定的となる。

最終決戦のメサイア攻防戦では、過去に囚われたまま戦いアスランに敗れたシンの精神世界に現れ、彼に明日(未来)へと目を向けることを促している。

『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 ? ASTRAY』に登場する生体CPU。元はオーブ軍に所属する下級氏族出身のパイロットで普通のナチュラルであったが、アグニス・ブラーエに敗れて顔などにひどい火傷を負った後、ファントムペインによって生体CPUに生体改造された。

詳細については「機動戦士ガンダムSEED ASTRAYの登場人物#ファンフェルト・リア・リンゼイ」を参照

脚注

  1. ^ 後にペーパーメディアで描かれた外伝ストーリー『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY』で、これは施設の子供達が「反乱」を起こし、施設スタッフと戦闘になった結果だということが判明した。スタッフ側の死体もあったのはこのためである。
  2. ^ 「弱い」という説もある。
  3. ^ 「僕たちの好きなガンダムSEED 全キャラクター徹底分析」参照
  4. ^ 小説版に恐怖を忘れて戦うステラの様子が描写されている。
  5. ^ 小説「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」第2巻

関連項目

  • ガンダムシリーズ関連用語一覧
  • 強化人間
「http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%9F%E4%BD%93CPU_(%E3%82%B3%E3%82%BA%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%A9)」より作成


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